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<社内勉強会>熱中症から命を守る行動について

熱中症から命を守る行動について

2025年5月30日、「熱中症から命を守る行動について」と題した社内勉強会を実施しました。

令和7年6月1日から施行される改正労働安全衛生規則を受けてのものです。

職場における熱中症の死傷者数が年々右肩上がりとなっている現状を踏まえ、今後は熱中症のおそれのある作業を対象として、事業主に対し、具体的な熱中症対策を講じることが義務付けられます。

詳しくは厚生労働省のリンクを下記に設置しておきますので、こちらをご確認下さい。

 

→ 職場における熱中症対策の強化について – 厚生労働省

 

熱中症の基本的知識と対応フロー、連絡体制

まずは熱中症についての基本的な知識をいちから学び直すとともに、かねてより整備していた対応フローと報告体制について、再度確認を行いました。

こういったものは整備するだけでなく、咄嗟の時に運用されなければ意味がありません。

 

用意したテキストをもとに進行しますが、みんな真剣に資料に目を通していました。

ちなみにですが、弊社では6月1日の施行に向けて熱中対策バンドなるものを全社員に配布しました。

こちらは身体のリスクが高まると言われている深部温度37.8℃以上を検知すると
音・光・振動の3つのパターンでリスクを通知し、着用者に水分補給や休息を促すというもの。

その他、経口補水液等の保管場所についても説明し、周知を図りました。

 

実演講習

さらに熱中症と疑われる症状が発生した場合の対応については、実演にて行いました。

少し前までは、首やわきの下に冷たいペットボトルを挟んで冷やす、というものが一般的でしたが、現在では直接水をかけて全身を急速冷却する、という考えに変わっているそうです。

そこで……

社長自らが服を脱いで、実際に全身に水を浴びせる実演を行いました。

なおその後は短パンスタイルで勉強会を継続。

予想外に肌寒い日でしたが、参加者はみんな喜んでくれたようです。

 

傷病者の運搬方法

さらに今回は、現場で急に傷病者が出た場合の運搬方法についても学びました。

建築現場では、急に倒れたとしても担架等の運搬具が用意されていない場合もよくあります。

そこで今回は、周りにある物を使って簡易担架を作る実技講習を行いました。

まず用意するのは、足場用の単管パイプ。

そこに大きな布、またはブルーシートを組み合わせ、

あっという間に簡易担架の完成です。

意外に悪くない乗り心地に、驚きの声が溢れます。

続いては応用編。

布の代わりに、自分達の作業着を利用します。

現場には都合よく大振りの布があるとは限りませんので、さらに身近な物を活用する応用編です。

こちらもグループごとに分かれ、わいわい楽しそうに行われていました。

勉強会というとどうしても座学が多くなってしまいますが、やはり実際に体を動かす方が好きなようです。

弊社では月一回を基本として、様々な勉強会を実施していますので、また機会があればお知らせしたいと思います。